2月17日(金)福岡県立スポーツ科学情報センターで開催された平成28年度福岡県体育・スポーツ研修報告会で,八女市立西中学校佐藤浩輔教諭から,エスキーテニスの授業実践が報告されました。
当研修報告会は,福岡県内公立私立の小学校,中学校,高等学校の体育科教員を対象に毎年度実施され,各校種,団体から推薦された11名の体育科教員が当該年度の授業実践について報告し,その後質疑応答,協議が行われるものです。
佐藤教諭は「福岡県中学校保健体育研究会」を代表され,「運動の楽しさや喜びを味わう保健体育科学習指導の研究~エスキーテニスの教材づくりを通して~」をテーマに20分間,9月から約1か月間行われた全12時間の授業実践について動画を交えながら報告されました。生徒の事後アンケートでは,「今後も機会があれば,やってみたいと思いますか」の問いに4点満点の3.7という高い結果となり,佐藤教諭が,生徒の実情を踏まえながら下位教材を段階的に実践していくことで,「自己実現からなる楽しさ」と「できる喜び」を多くの生徒に感じていただけたことがよく分かる素晴らしい報告でした。佐藤先生,ありがとうございました。
当然,会場のフクオカティーチャーズも突然目にしたヒミツのケンミンスポーツに興味津々アンド質問殺到。連盟からも飛び入りで質問にお答えさせていただくとともに,福岡県体育研究所様のご厚意により,会場にブースを設置させていただき,しっかり先生方にPRしてまいりました。当日の様子は,コチラ!
エスキーテニスは,原爆投下後の広島で生まれ,半世紀以上もの間,小学生からシニアまで幅広い世代に楽しまれている「歴史のあるニュースポーツ」です。学校教育では,その競技性はもちろん,平和教育の題材としても高い教育効果が期待できるスポーツです。
「エスキーテニスって何?」と関心を持っていただいた全国の教育関係者のみなさま,日本エスキーテニス連盟が,用具の貸出,指導員の派遣など,ご相談に応じて普及サポートを検討いたしますので,ご質問等がありましたら連盟事務局までお問い合わせください。